「かわいい」は世界共通語？

外国人には聞こえない虫の声

夏の終わりや秋口に入ると、どこからともなく聞こえてくる鈴虫やコオロギ等のきれいな鳴き声。これらは暑さに疲れた私たちの心と体を慰めてくれます。ところが驚くことに、外国人、特に欧米系の人たちには虫の声が聞こえていないのだそうです。声を処理する脳の部所が違うのが原因とのことです。又、久しく、外国人には“かわいい”という言葉の意味が理解できなかった、というのも驚きでした。それが、いつの間にか、日本語のまま、世界に認知され、又使われるようになっています。なぜでしょうか？

もともと日本の文化では、可愛らしさや親しみやすさが重視される傾向がありますが、特に“かわいい”という概念は1970年代から80年代にかけて大衆文化の中で目立つようになりました。アニメやマンガ、そしてキャラクターグッズの普及によって、かわいらしいキャラクターが日常生活に溶け込むようになったからです。代表的な例としては、サンリオのハローキティは、誰もが知るかわいいキャラクターであり、又、アニメ作品の中の可愛らしいキャラクターたちも、国内での人気を超えて国際的なファンを持つようになりました。

可愛い文化の世界的広がり

しかし、かわいい文化が世界的に認知されるまでには、いくつかの重要な要因があります。90年代以降、日本のマンガ、アニメなどのポップカルチャーが海外で広がり始め、アジア圏、特に韓国や中国では、日本のかわいい文化が大きな人気を博しました。かわいいという概念はアジア全体に広がり、現在では「アジア的なかわいらしさ」として定着しています。

それに加えて、インターネットの普及により、かわいい文化は世界中に拡散しました。特にソーシャルメディアや動画共有サイトが、かわいいキャラクターやアイテムの拡散に貢献しました。日本から始まったトレンドが、アメリカやヨーロッパを含む西洋諸国でも受け入れられ、独自のかわいい文化が形成されています。実際、訪日外国人が、店の陳列棚の、ポケモン・ピカチュウ―を見て、思わず「かわいい」と声に出して、喜んでいる姿をニュースで見たことがあります。又、アニメやゲームなどの登場人物に扮するコスプレのイベントが海外でも行われるようになると、日本の「かわいい」は世界の「kawaii」になったと言われたりしました。

アメリカの子供たちの間で今

かわいいという概念が世界的に愛される理由の一つに、その肯定的な感情を引き出す力があります。つまり、可愛いものを見れば、癒されて、元気にもなる、ということでしょうね。かわいいキャラクターやアイテムは、人々に幸福感や安らぎを与え、ストレスを軽減する助けとなります。特に近年では、精神的な健康を重視する社会の中で、かわいいという要素がより注目されています。

米国最大の日刊ビジネス紙、ウォールストリートジャーナルが、最近報道したところによると、アメリカの学校や家庭で、“かわいい”だけにとどまらず、“おかあさん”や“すみません”、“むすめ”などという日本語が、ひんぱんに使われているそうです。もちろん、マンガ、アニメ、ファッションなどポップカルチャーの影響が大きいのでしょうが、“かわいい”を筆頭に、日本人の“感性”も少しずつ共有されてきているのでしょうね。とにかく、かわいい文化は世界的なひろがりをみせています。そういえば、「ポケモンGo」が、かの地で大人たちまで巻き込んだ社会現象となり、日本にまで飛び火したこともありましたね。

アップリケエプロンがつくるかわいい世界

Urufatoryのアップリケエプロンは、身近な動物たちをモチーフにした、まさに、日本の誇る「かわいい」文化を象徴するエプロンです。アップリケが作り出す、エプロンの中のメルヘンの世界は、お料理の時間を楽しくし、ご家庭に、和やかな雰囲気をかもし出し、楽しいひと時を演出することでしょう。一方、写真のように、ご自分の最愛のわんチャンをアップリケにすることも出来ます。このようにすれば、いつも大切な愛犬と一緒にいることが実感出来、気持ちのテンションも上がります。

又、外に目を転ずれば、日ごろお子様たちと接する保育士の先生方、理容師の方々、はじめ、個人商店を切り盛りする“おかみさん”たちが、メルヘンあふれる、かわいいアップリケエプロンを身に着けたら、子供たちに限らず、さぞ、大人たちの間でも人気となる事でしょう。

エプロンは９色からお選びいただけます。お好きな色は、色見本のページからお選び下さい。